ウレタン塗膜防水は、床・側溝・庇(ひさし)など、さまざまな場所に対応できる防水工法です。液状の防水材を使用するため、複雑な形状や凹凸のある場所でも施工がしやすいのが特徴です。
施工方法には「密着工法」や「通気緩衝工法」などがあり、場所や既存の下地の状態に応じて、最適な工法を選定します。
施工の流れとしては、まず膨れや剥がれなどの劣化部分を補修し、高圧洗浄で下地を清掃。その後、下地調整を行い、プライマーを塗布します。ウレタン防水材を塗り重ね、最後にトップコートを塗布して完了です。
こんな場所に適しています。
- プラント屋上全体の防水工事 (経年劣化やひび割れによる雨漏り対策)
- 屋上機械設備・架台基礎まわりの立ち上がり防水 (取り合い部からの漏水リスク軽減)
- 配管・ダクトとの取り合い部防水 (貫通部や基礎周辺の止水処理)
- ピット上部スラブの防水施工(ピット内部への浸水防止、メンテナンス性の確保)
- 外階段や屋外通路の床防水 (滑り防止・劣化防止処理)
- 防液堤の漏水・薬品対策 (耐薬品性に対する保護)
- 庇・出入口周辺の防水 (ひさし天端のクラックや漏水リスク対策)